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2011年11月1日火曜日

女神カリンバの解説

まず構造を知らなくては、とカリンバ製作にトライしてはみたが、なかなか奥が深くて、おもしろさが徐々に加わって、かなりこる展開になってしまった。これだけ熱心に演奏の方に力を注いだら、さぞかし上達しただろうと振りかえるのだけれど、まあ、そちらのほうはおいおいなのである。カリンバは「自分流でいい」という楽器なので、その自由さと、さらに、水が流れる森の風景のように深遠な演奏にふれるときには、いいなあ、ああいう風にひきたいなあ、と純粋に思い、ふだん心の隅にある「あれが欲しい」だの、「これが欲しい」だの、「なにが欲しい」だの「なにがしたい」だの、あれっ?  なんだか、とまんないなあ。おれって、そんなにあっちの欲望が深かったのか、いい年をして、わっ、ははは、と、また、あらためて自らをふりかえり、決して反省しないように努力するのであった。なんの話だっけ。あっ、そうだ。今回はチューニングのことであります。
カリンバのみなさんは、独自の世界をチューニングで表現するであります。チューニングは演奏方法とかなり深く関わっているようでして、「右、左、右、左」と幼児が歩く程度にしかできないあたしでも、やってみるもんですねぇ。なんと女神が美しいチューニングをプレゼントしてくれたのであります。今回、ご披露の「女神カリンバ」では、外見のヘアーからアフリカの女神としていますが、音の風景はロシアのロマノフ家の姫が初恋の皇子を窓辺でしのぶような、さらなる表現をお許しいただければ、ショパンの夜想曲のようなロマンチックなチューニングであります。ご披露できないのが、まことに残念。と、まあ、ここまで自分を高めておくと、数日はいい気分。今回のカリンバで初めて自分のチューニングをしましたということなのであります。わっ、ははは。

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